インタビュー①:福住産科婦人科病院様

 2023年2月16日に、福住産科婦人科病院様へご支援のお礼に伺いました。
福住産科婦人科病院は、札幌ドームにほど近い位置にあるクリニックです。和痛分娩や婦人科手術も行っており、年間の分娩件数も491件(2022年)となっております。今回、院長の保坂昌芳先生にお話を伺って参りました。

分娩を取り扱っていると、出血が多くなることや、新生児蘇生の技術を必要とするような場面に出会うこともあるとお話しされていました。



分娩直後の赤ちゃんに心臓マッサージを含めた新生児蘇生

分娩直後の赤ちゃんに心臓マッサージを含めた新生児蘇生が必要だった時のエピソードを伺いました。
分娩後直ちに救急車を呼び、赤ちゃんの蘇生を行い迅速に対応できたことで、幸い心拍は戻り、無事に高次施設へ搬送できたそうです。

こうした緊急の場面ではどうしても焦ってしまいます。こういった場面に出会うと、トレーニングの重要性を実感すると、とても実感のこもったお話しをいただきました。

大量出血は特に母体の命にかかわります。

母体を救命すること。決して産婦人科医は救急の対応に慣れているわけではないので、講習会などでのシミュレーションの大切さを話されておりました。
そして搬送時も含め、救急隊に協力をお願いすることも多々あるそうです。

保坂先生から、「救急隊の周産期トレーニングをぜひ頑張ってください」とのお言葉をいただきました。救急隊と協力して対応にあたることは、母体や新生児の命を助けることに繋がります。

クリニックでは、救急車を呼び、搬送してもらうまでの対応をどのように行っていくか、というところが重要だとお話しされておりました。


お話を受けて、気持ちを新たに。

今回のお話を受けて、より良い連携のためにも救急隊の周産期シミュレーショントレーニングが求められていると一層感じました。改めて、今回のご支援のお礼を申し上げ、ぜひクリニックのスタッフにもALSOやBLSOの受講をいただけるようお話ししてまいりました。


ご支援いただき、ありがとうございました!

2023年03月01日