活動報告

札幌HUG(災害時母子救護研修)2024

 

 2024年8月11日、北海道大学病院で災害時母子救護研修&医療的ケア児の災害対応が開催されました。
 
 本研修会は、HOPPIE(北海道周生期医療救急支援の会)が主催、一般社団法人WIND(北海道大学病院産婦人科 女性の健康と医療を守る医師連合)が共催となっております。

【災害時母子救護研修】
 医師、助産師、看護師、救命士、さらには福祉施設職員や行政職員の方々にご参加いただきました。
 「家を失った妊婦、褥婦、乳幼児はどこで生活するか知っていますか?」
 皆様はこの問いに対して、答えられるでしょうか。
 災害対策には3つの助が必要と考えられています。自助、共助、公助の3つです。リアルな災害を経験した方は「近助(近所)」、「便助(便所)」が必要とも言われております。
 頭で理解するだけではなく、行動ができるようになるためには…。自分たちは平時から何をしなければならないかを参加者全員で考える時間となりました。

【医療的ケア児の災害対応】
 今回も、鳥取大学医学部脳神経小児科の中村裕子医師をお招きし、開催しました。
医療的ケア児ってどんな子?といった、基礎的な内容から講義をいただき、実際に災害が起きたときの対応をシミュレーションできる研修会となりました。
皆様は、医療的ケア児が自宅外に避難しなければならない状況となったとき、どのくらいの必要物品があるかご存じでしょうか。人工呼吸器などの医療機器をはじめとする大量の必要物品があります。とても大人1人では搬送できません。それを誰が、どこに、どのようにして持っていくか。たくさんの課題がありそうです。
参加した方々の難題に対して考える姿や楽しい雰囲気で意見交換をする姿がとても印象的でした!

災害大国と呼ばれるほど災害が多い日本、日頃から対策できることがまだまだありそうです。引き続き開催を予定していますので、ご興味のある方はご検討ください。

最後になりますが、本研修会にご参加、ご協力、ご支援いただいた皆様に感謝申し上げます。

とかち広域消防局 帯広消防署
救急救命士 永井 雄平

2024年08月22日

札幌BLSOプロババイダーコース 2024

 2024年8月10日、北海道大学病院にてHOPPIE(北海道周生期医療救急支援の会)主催によるBLSOプロバイダーコースを開催いたしました。

BLSO開催に関して、札幌市、NPO法人周生期医療支援機構(OPPIC)、HOPPIEクラウドファンディング協力金から多大なるご協力・ご支援をいただいております。また、北海道ハイテクノロジー専門学校からはシミュレーション用救急自動車のご協力をいただきました。

北海道の政令指定都市である札幌市での開催。道内外の多数の方に受講希望のお申込みをいただきました。なんと、将来助産師を目指している高校生からの申し込みまで!
北海道BLSOのニーズの高さが窺えた瞬間です。受講生24名、講師28名、チーム一丸となり、「母児の救命のために」を合言葉にコースに取り組みました。
今回のBLSOは色々な想いが詰まったコースとなっています。

その1つが「医療安全」。
妊産婦対応の第一走者である救急隊から、病院内の救命チーム、周産期チームにバトンを渡すとき、全チームが「母児を助ける!」の想いで対応をしています。その想いを最大限パフォーマンスとして発揮するには、各チームが一つの鎖のように繋がらなければなりません。その鎖を上手に繋げるために各チームが何をしなければならないか、何ができるかを真剣に考えました。

2つめが「託児サービス」。
妊娠、出産、育児が自身のスキルアップの妨げにならないように、むしろ育児中にスキルアップして復職できることが理想。との講師陣の熱い想いから託児サービスを設けてコース展開を考えました。利用された方も数名おり、需要があることも確認できました。利用者からの意見を吸い上げ、今後もより良いものとなるようにアップデートをと考えています。

今後も、受講生にとって満足度の高いコース展開を目指してHOPPIE一同励みます。引き続きのご協力と応援をよろしくお願いいたします。

とかち広域消防局 帯広消防署
救急救命士 永井 雄平

2024年08月22日

旭川BLSOプロバイダーコース 2024

 道北にBLSOプロバイダーコースがやってきた!

 5月26日、旭川BLSOプロバイダーコースが開催されました。
旭川医科大学産婦人科「周産期支援及び若手育成基金」 とHOPPIE(北海道周生期医療救急支援の会) のコラボ開催です。

 道北地区は分娩施設の集約化により、自宅から分娩施設まで2時間ほどかかる地域もあり、また、母体搬送も遠くは稚内から旭川という広域搬送地域のため、BLSOプロバイダーコースの潜在的なニーズは高いのでは?と常々思っていました。
 受講生の公募を開始すると、思った通りのお申し込み!さあ、嬉しい反面、さて、定員オーバーかも?とちょっと焦りつつ。しかし、そこはこの数年、HOPPIEメンバーで熟成させてきたチーム力を発揮し、当初より6名増員した受講生24名と講師陣27名で、楽しく真剣に学ぶ熱い1日を過ごしました。

 最近の北海道コースではteamSTEPPSを積極的にコース内に取り入れ、医療安全にも視点を向けています。活動エリアの違う救急隊と病院、そして同じ病院内でも救急部と周産期、それぞれのチームでの活動、そしてそのチーム間の連携が妊産婦、胎児、新生児の安全を守るということを共通認識できたのでは、と思っています。

 受講生の皆様、講師陣、その他本コースに携わりご協力頂いた皆様、「周産期支援及び若手育成基金」やクラウドファンディングでご支援下さりました皆様、本当にありがとうございました。

 HOPPIE一同、これからも切磋琢磨しながら進んで参ります。どうぞ、今後ともご協力、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

旭川医科大学病院 助産師 片山 恵理

2024年07月02日

旭川HUG(災害時母子救護研修)2024

 第9回 災害時母子救護研修会が終了しました

 5月25日、災害時母子救護研修会を無事終了しました。
本研修会は、旭川医科大学産婦人科「周産期支援及び若手育成基金」とHOPPIE(北海道周生期医療救急支援の会)の共同主催かつ共催が一般社団法人WIND(北海道大学産婦人科)でした。

 災害時母子救護研修も、会を重ねて9回目です。今回は新たな試みとして、鳥取大学医学部脳神経小児科の中村裕子先生をお招きし、「医療ケア児の災害時対応」をテーマに取り組みました。在宅で医療ケアが必要な子ども達がいます。人工呼吸器や吸引、酸素、胃瘻等など。もし、災害が起きたらどうしよう?避難先は?搬送手段は?電源は?物品は?課題がたくさんあること、そして、今できることは何か、受講生講師陣、みんなで考える時間になりました。
 今回も、受講生は、高校生や大学生、看護大学の教職員や行政職など、多種多様な方々にご参加頂きました(親子参加や夫婦参加もありましたよ!)密かに、リピーターも出てきております。本当にありがとうございます。

 災害対策について、まだまだ、やること、できることがありそうです。次は8月の札幌で開催予定です。ぜひ、ご興味のある方は、参加をご検討下さい。一緒にこれからのことを考えてみませんか?

 最後になりましたが、本研修会にご参加、ご協力頂いた皆様、基金やクラウドファンディングにご支援頂いた皆様に感謝いたします。

旭川医科大学病院 助産師 片山 恵理

2024年07月02日

北海道ハイテクノロジー専門学校 救急救命士学科3年生への講義

 

 2024年1月19日に北海道ハイテクノロジー専門学校の救急救命士学科3年生に向けて講義をする機会をいただきました。北海道ハイテクノロジー専門学校には、昨年11月に帯広で開催されたBLSOに教育用の救急車を使用させていただいただけでなく、その際の救急車内分娩講習の際の動画撮影も含め、多大なご協力をいただいております。そして今回、HOPPIEにとっても大変貴重な、学生向け講義を行う機会をいただきました。テーマは分娩介助と新生児蘇生、そして女性傷病者の評価についてです。

 近年はALSO/BLSOとも、コロナ禍の影響もあり、多くの対面コースがシミュレーショントレーニングに重点を置き、講義はwebで受講、という形がとられておりました。講師陣がコース内で講義を行う機会は限られており、我々としても実際に対面で講義をする機会をいただけたのは、とてもありがたいことでした。

 2クラス合わせて100名近い学生達に対して、HOPPIEから有志を募り、11名の講師で担当させていただきました。座学に加え、分娩シミュレーターや新生児蘇生シミュレーターで実際に体を動かしていただきましたが、想定していた以上に学生の皆さんは熱心で、私たちにとっても大変良い刺激になりました。受講後の感想としても、よい経験になった、勉強になった、この経験を忘れずに活動していきたい、などなど、うれしい声をたくさんいただいております。
 座学だけではイメージのつかみにくい、分娩や新生児蘇生について、実際に体験していただくことで、少しでも周産期症例に対する抵抗が少なくなってくれればと思います。そして、この後救急救命士となったあとも、母子の安全を守るため、同じ気持ちで活動していただけることを願っています。
 
 今回、私たちの新たな取り組みとして、学生向け講義を行いました。次の世代への種をまく、大事な活動と考えています。母子の安全を守る、という共通の目標に向かう仲間の輪が広がるよう、わたしたちも改めて頑張ろうという気持ちになりました。ありがとうございました。

 北海道大学 産婦人科医師 松宮寛子

2024年02月08日

札幌BLSO&HUG 2024 in 恵庭ハイテク

 

 ハイテクBLSO&HUGが無事終了しました!

 北海道ハイテクノロジー専門学校を会場とし、2024年1月20日にBLSOプロバイダーコースが、翌日21日には災害時母子救護研修(HUG)が開催されました。

BLSOに関して、主催・共催は以下のとおりです。
主催:HOPPIE(北海道周生期医療救急支援の会)
共催:札幌市
   一般社団法人WIND(北大産婦人科)
   NPO法人周生期医療支援機構(OPPIC)
※なお、本コースにおきましては「さっぽろ連携中枢都市圏事業」として、札幌市より研修開催について大きな支援を頂いています。


 多大なるご支援をいただきました。本当に感謝申し上げます。また、HOPPIEクラウドファンディングにご協力いただきました皆様にも感謝申し上げます。

 北海道ハイテクノロジー専門学校を会場とした、コース開催は初。とても素晴らしく広く、綺麗な校舎でした!
コースを開催するにあたり、課題の一部であった寒さ問題。外気温は極寒を極めましたが、非常に恵まれた環境でBLSO&HUGを開催でき、大成功と感じております。

 受講生は救急隊、助産師、看護師をはじめ、救命医が多くお集まりいただいた印象でした。さらには学生まで!北海道におけるBLSOニーズの高さが窺えました。北海道の周産期におけるこれからの課題、難題に向き合っていただきました。それらを解決するためには、多職種連携の重要性も感じていただけたのではないかと思っております。



 災害時母子救護研修は、医師、助産師、看護師、救命士、さらには議員、教員、学生にまで受講していただきました。近年の災害に対する危機管理が高まっているものと感じており、非常に様々な議論で盛り上がったコースとなりました。
 特に盛り上がったのは、今回初の試みである亜急性期の取り組み。発災から1週間以上が経過した想定とし、徐々に普段の生活に戻していくには…を多職種で議論しました。平時から何を準備したら良いか…非常に深い考察ができる内容となりました。

 今後も、受講生にとって魅力あふれるコース開催ができるようにHOPPIE一同励んでまいります。引き続きの応援とご協力をよろしくお願いいたします。
 
 とかち広域消防局 帯広消防署
 救急救命士 永井 雄平

2024年01月29日

帯広BLSOプロバイダーコース2023(ポテトBLSO2023)

 2023年11月23日、JA帯広厚生病院にてHOPPIE主催による帯広BLSOプロバイダーコース2023(愛称:ポテトBLSO2023)を開催いたしました。

 開催費としてHOPPIEクラウドファンディング協力金、および共催である帯広十勝産婦人科医会からの多大なるご支援をいただきました。また共催として北海道大学WINDにご協力を、そして北海道ハイテクノロジー専門学校からは峠を越えて教育用救急車のご協力をいただきました。

 「十勝晴れ」という言葉通り晴天に恵まれながら、時に暑さや寒さが驚異となる十勝地方。
消防本部の管轄面積が「国内最大」というとかち広域消防。
地域の特性に理解を深め、救急−医療による連携チームを発揮していかに妊婦を救うか。
議論を通じて学んだ医療安全を、明日からの現場にどのように活かせるか。

 とかち内外の救命士・救急隊員はもちろん、救急救命医、救急科看護師、臨床研修医、そして北海道内の救急救命士科教員の皆様に受講いただき、講師とともにこれらの難題に向き合っていただきました。

 今回参加者全員で得られたコースの学びはもちろん、人のつながりを通じてHOPPIEの未来が一段と楽しみになるコースとなりました。

 今後も受講生にとって魅力あふれるコースが開催できるよう、HOPPIE一同楽しみながら励んでまいります。引き続き応援よろしくお願いします。

   
帯広BLSOプロバイダーコース コースディレクター
北海道社会事業協会小樽病院産婦人科・医療安全管理室
黒田 敬史

 

2023年12月18日

浦河BLSO 2023

 浦河BLSO、終了しました!

 今年は記録的な暑さの北海道。それでも「北海道の夏はお盆まで」という言葉がある通り、お盆も過ぎたら乗り切った感満載だったはずが、びっくりの暑さの浦河町総合文化会館。しかし、前日から懸命に扇風機や冷風機を工面して下さった職員の皆さまのご支援を得て、8月31日。HOPPIEクラファン資金を活用した第一号コースを開催できました!(コースは、浦河町、北大WINDの合同開催です)

 受講生は浦河町の救急隊や助産師、看護師をはじめ、道内各地域から集まり、北海道におけるBLSOのニーズの高さが窺えました。分娩介助から女性傷病者評価、症例検討から車内分娩など盛りだくさんのコースですが、一つのセッションが終わるたびに、「自分たちの地域で、もしこの症例があったらどうしよう?」「そちらの地域ではどうしてるんですか?」と、活動を振り返ったり、情報交換している姿があり、きっと、各職場にフィードバックして頂けるのではないかと思っています。

 浦河でのBLSOは2019年以来です。個人的には、その時にBLSOインストラクターコースを受講し、インストラクターを目指す第一歩を踏み出した、記念の地です。そこに、インストラクターとして、更に運営側で戻って来れたこと、とても嬉しく思いながら準備を進めていました。また、運営陣が浦河在住ではないため、現地での手配や調整は、全面的に浦河町の職員の皆さまのお力をお借りしました。コース中も常に見守り下さり、最後には「またBLSO、やってくださいね」という、温かいお言葉まで頂き、本当に感謝です。

 受講生全員合格、かつ、あの猛暑の中、ひとりも熱中症を出さずに終えることができた、ハッピーエンドなコースとなりました。

 浦河町役場、総合文化会館の職員の皆さま、受講生、講師陣、その他コースに携わって頂いた皆さま、そして、クラウドファンディングでご支援頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
 このBLSOの炎は、11月の帯広BLSOへ引き継ぎます!

旭川医科大学病院 救命救急センター
助産師 片山 恵理

 ※浦河BLSO、HUGはクラウドファンディング支援による開催

2023年10月01日

インタビュー③:札幌マタニティ・ウイメンズホスピタル様

2023年2月16日に、札幌マタニティ・ウイメンズホスピタル様へご支援のお礼に伺いました。

札幌マタニティ・ウイメンズホスピタルは、北海道大学のすぐ目の前にある、年間1,500件を超える分娩を扱っている病院です。

私たちがご挨拶へ伺った日も帝王切開の直後だったというご多忙の様子でしたが、それを感じさせない気さくなムードで、理事長である髙後裕匡先生にお話しいただきました。


ご支援いただいた2つの想い

ご支援いただくに至ったお気持ちを伺ったところ、2つの理由をお伝えいただきました。

ひとつは、私たちを含め、北海道大学産婦人科の医局員たちが頑張っているのを応援したいというお気持ちだそうです。それには私たちも胸が温かくなる思いでした。

もう一つは、理事長の髙後先生を初め、病院全体が非常に教育に対して熱心であるということです。

実際、学生や研修医師の分娩見学をはじめとした実習の受け入れも積極的に行っておられることや、小中学生を対象とした職業体験会を開催するなど、未来の人材育成に対しても、とても積極的に活動されております。

そういった教育への想いが、今回我々の活動に対して支援していただくことにつながったとのことです。


インタビューを経て。

わたしたちHOPPIEをはじめ、ALSOやBLSOは多くの講師陣が熱意をもってトレーニングにはげみ、講習会を開催します。また、受講生がのちにインストラクターとなり、次へとつながっていきます。一人でも多くの仲間ができることで、より遠くの目標へ達することができると信じています。

活動への想いをあらたにする、そんな訪問でした。

札幌マタニティ・ウイメンズホスピタルの皆様、本当にありがとうございました!

2023年03月01日

インタビュー②:ハウジングオペレーションアーキテクツ株式会社様

 ハウジングオペレーションアーキテクツ株式会社(HOP)様へ、今回のご支援の御礼に伺いました

「住宅建築に携わる HOPの家」


他業種の方々からのご支援

今回の支援を進めていただいた池田健一さん、澤田麻里さんだけではなく、
石出和博会長、関恵里子社長にもお時間をいただき話しを伺うことができました。

私たちとしては他業種の方に我々HOPPIEの活動をご賛同いただけたこと、そしてこの取り組みにいち早く支援をいただけたことが大変嬉しかったことを伝えました。


ご経験からの思いと共に、初めてのクラウドファンディングへの支援

クラウドファンディングプロジェクトへの支援は今回が初めてだとのことでしたが、今回、支援をしていただいた経緯をお聞きしたところ、石出会長の娘さん方が妊娠出産で苦労されていたこと、そして新しいことを行うHOPPIEの取り組みに強く共感していただいたとの話しをお聞きすることができました。

石出会長は北海道芦別市のご出身で、中高生だったころはカラマツの植林を熱心におこなっていたとのこと。このカラマツを建築材として利用する技術開発をおこなった新しい取り組みの経験を、私たちHOPPIEの今回の取り組みに重ねて支援を決めたとのことです。

そして、今後のHOPPIEの活動に強くエールをいただきました。
ハウジングオペレーションアーキテクツ株式会社の皆様、この度はご支援いただきありがとうございました!

写真左から石出会長、関社長、池田さん、澤田さん、児玉さん(前列は齊藤、松宮)

2023年03月01日

インタビュー①:福住産科婦人科病院様

 2023年2月16日に、福住産科婦人科病院様へご支援のお礼に伺いました。
福住産科婦人科病院は、札幌ドームにほど近い位置にあるクリニックです。和痛分娩や婦人科手術も行っており、年間の分娩件数も491件(2022年)となっております。今回、院長の保坂昌芳先生にお話を伺って参りました。

分娩を取り扱っていると、出血が多くなることや、新生児蘇生の技術を必要とするような場面に出会うこともあるとお話しされていました。



分娩直後の赤ちゃんに心臓マッサージを含めた新生児蘇生

分娩直後の赤ちゃんに心臓マッサージを含めた新生児蘇生が必要だった時のエピソードを伺いました。
分娩後直ちに救急車を呼び、赤ちゃんの蘇生を行い迅速に対応できたことで、幸い心拍は戻り、無事に高次施設へ搬送できたそうです。

こうした緊急の場面ではどうしても焦ってしまいます。こういった場面に出会うと、トレーニングの重要性を実感すると、とても実感のこもったお話しをいただきました。

大量出血は特に母体の命にかかわります。

母体を救命すること。決して産婦人科医は救急の対応に慣れているわけではないので、講習会などでのシミュレーションの大切さを話されておりました。
そして搬送時も含め、救急隊に協力をお願いすることも多々あるそうです。

保坂先生から、「救急隊の周産期トレーニングをぜひ頑張ってください」とのお言葉をいただきました。救急隊と協力して対応にあたることは、母体や新生児の命を助けることに繋がります。

クリニックでは、救急車を呼び、搬送してもらうまでの対応をどのように行っていくか、というところが重要だとお話しされておりました。


お話を受けて、気持ちを新たに。

今回のお話を受けて、より良い連携のためにも救急隊の周産期シミュレーショントレーニングが求められていると一層感じました。改めて、今回のご支援のお礼を申し上げ、ぜひクリニックのスタッフにもALSOやBLSOの受講をいただけるようお話ししてまいりました。


ご支援いただき、ありがとうございました!

2023年03月01日

Air てっし FMなよろ様で収録してきました

皆様、いつも応援いただきありがとうございます!
2月7日にAirてっしFMなよろ様で、ラジオの収録がありました。

勝負服・HOPPIE Tシャツを身にまとい、クラウドファンディングプロジェクトについてお話しさせていただきました。大滝救急救命士と、石田医師です。

安全なお産を目指し、周産期医療を支える現場スタッフの声と、多くの皆様に知っていただきたい私たちの活動について、大滝・石田ペアにお話ししてもらいました。旭川医大の育成基金についてもお話ししておりますので、そちらも注目です。

まず第一回は、2/10(金)11:00~放送されます。ぜひお聴きください!

ホームページはこちらから →AirてっしFMなよろ ホームページ
道北近隣、お近くの方々はぜひラジオでお聴きください。

また、「インターネットサイマルラジオ放送」でも聴くことができます。
詳細はぜひ、上記ホームページからご覧ください!

2/10以降の放送日は、2/17(金)と2/24(金)は11:00~、2/12(日)、2/19(日)、2/26(日)は9:00~となっています。

さて、クラウドファンディングプロジェクトも残り20日となってまいりました。
セカンドゴールまでおよそ50万円です。
引き続き、HOPPIEとクラウドファンディングへのご支援、どうぞよろしくお願いいたします!

2023年02月08日

FMりべーるに出演しました!

皆様からたくさんのご支援をいただき、現在HOPPIEはネクストゴールにむけてプロジェクトを継続しております。より実践に即した講習会を目指して、引き続き頑張ってまいりますので、応援どうぞよろしくお願いいたします。

さて、2023年1月30日、旭川のラジオ放送であるFMりべーるにHOPPIEメンバーで生放送させていただきました!

★BLSOで活躍中の大滝救命士(下川消防)と、佐藤救命士(和寒消防)です。

われらがホッピーTシャツを身に着けた大滝さんと、朝の緊急呼び出しからのスタジオ入りを果たした佐藤さん。二人とも素敵な声でHOPPIEの活動をお届けしてくれました!

生放送をお聴きになってくださった方もいらっしゃるでしょうか?わたしたちHOPPIEは、医師、助産師、救命士をはじめ、多職種が連携しているだけでなく、北海道の3大学が垣根を超えて、母子と家族の安全・安心を守るため活動しております。

ひきつづきのご支援、どうぞよろしくお願いいたします!

FMりべーる 83.7MHz 旭川のコミュニティーFM (fm837.com)

2023年02月01日

2023年1月28日 札幌BLSOプロバイダーコース

 1/28(土)にHOPPIE主催、札幌市・周生期医療支援機構(OPPIC)共催のもと、『札幌BLSOプロバイダーコース2023年1月』が手稲渓仁会病院にて開催されました。道内で勤務する救急救命士や麻酔科医など11名が受講され、プロバイダーとなりました。

※なお、本コースにおきましては「さっぽろ連携中枢都市圏事業」として、札幌市より研修開催について大きな支援を頂いています

コースでは、救急救命士がやむをえず緊急措置として対応する分娩、新生児蘇生、女性傷病者への対応についてシミュレーションを通じて学びました。

事例検討では、救命士の新たな教育研修には組み込まれていながら馴染みの薄い「医療安全」の立場から妊婦の救急事例についてディスカッションしました。

ランチョンセミナーでは、札幌医大新生児科坂井拓朗先生をお招きし、低体温症対策を中心に新生児救急についてご講義いただきました。

医療救急チームの学びの輪の中に新生児科が加わってくれることへの、大きな期待を抱いたコースとなりました。

午後には-12℃と極寒の屋外で救急車内分娩実習。できることなら避けたいこのシーンで、どう連携を取って目の前の妊婦さんと赤ちゃんを救うか。受講生・講師みな多くの学びが得られたと思います。

クラウドファンディングが現在進行形な中のHOPPIEコース。皆様のご支援ご協力のおかげで第一目標達成の喜びを分かち合うことができました。

そして決意を新たに、第二目標達成を目指して、引き続き価値あるコース運営と広報活動を続けてまいります。皆様応援よろしくお願いいたします!!

2023年01月31日

札幌ALSOプロバイダーコース2022秋

2022年11月23日(web実習),26,27日(会場実技)に手稲渓仁会病院にて『札幌ALSOプロバイダーコース2022秋』を開催しました。HOPPIE主催、札幌市および一般社団法人女性の健康と医療を守る医師連合(WIND)の共催のもと、感染対策を十分に行った上で無事開催できました。

※なお、本コースにおきましては「さっぽろ連携中枢都市圏事業」として、札幌市より研修開催について大きな支援を頂いています。

2023年01月23日

札幌BLSO 2022 

2022年5月21,22日 札幌BLSOが北大医学部にて開催されました。
久しぶりのBLSO開催、WEBも併用しながら少数精鋭での実施となりました。

※なお、本コースにおきましては「さっぽろ連携中枢都市圏事業」として、札幌市より研修開催について大きな支援を頂いています

 今回のコース開催にあたり、齊藤先生(北大)からブログで活動報告がされています
 ぜひご覧下さい→「HOPPIEのBLSOすごいぜ!」


2022年05月23日

小樽運河ALSO

2019年8月10、11日 夢と浪漫の小樽運河ALSOプロバイダーコース2019@小樽協会病院、および、市民公開周産期災害対策講座を開催しました。

2020年08月20日

BLSO in 浦河

2019年9月22日 浦河赤十字病院にてBLSOを開催しましした。

2019年09月30日